Oさんご夫妻の家探しは60歳から。2022年7月、Oさんと初めての顔合わせを行い、住まい探しがスタートしました。ご自身の人生設計から、未来への備えと生活の質を両立させることを目指し、最も重視したのは「住環境の快適さ」であり、長年通院している眼科医へのアクセスや老後運転が出来なくなることを考慮しスーパーへのアクセスが便利などは常に考えていたと0さん。家を選ぶ際には「機能性」に特に注目。単に設備の良し悪しではなく、道路から玄関までのアプローチや室内の段差、手すりが設置可能か否かなど、将来にそなえ日常生活の利便をリアルにイメージ。
しかし、理想的な家を見つける過程はそう簡単ではありません。エリア、広さ、環境など、Oさんは奥さまや私に何度も何度も相談を重ねます。予算内で自分たちに合った物件を得るため、多くの物件を見て回り、周辺環境は自転車で自分の目で確認し、それぞれの利点と欠点を比較検討。これの繰り返しです。そのなか、途中にOさんの予期せぬ健康問題に直面し、一時的に家探しを中断しなければならなくなりました。見た目は元気とはいえ、仕事とは別に家探しが精神的にも肉体的にも大きな負担となったのだと思います。
紆余曲折するなか、2023年9月、ついに「コレだ!」と心を引かれる平屋を見つけます。納得のいくまで吟味した結果、ついに申し込みを行いました。事前に住宅ローン事前審査の結果を得ていることもあり申し込みもスムーズに進み、2024年11月に新しい住まいを手にしました。新居ではリフォームを加え、さらに快適な空間を作り上げていきます。
O様の家探しは、自分たちのライフスタイルに合った家を見つける大切さを教えてくれます。
予算がある以上、ご自身の条件を見直さなければなりません。新居に何を望み、何が重要で、何を削れるのか。それを考え続けたOさんだからこそ、最終的に今後の人生に合った新居が見つかったと思います。そして、確かなサポートを提供してくれる不動産会社・担当者の存在も、その過程で欠かせないものです。Oさんのように、家探しを通じて何を大切にしたいかを見極めることが、幸せへの第一歩となります。