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不動産のお話② – 利用しない手はない! 住宅ローンという奇跡②

本コラムをご覧いただきありがとうございます。代表の田村です。

前回、金融機関は住宅購入のためであれば多額のお金を貸してくれる可能性があるということをご説明しました。 そして今回は、「なぜ住宅ローンを利用しない手はないのか」についてお話ししていきます。

結論としては、「資産形成がし易いから」です。

賃貸と比較した際のメリット・デメリット等、色々な論点はもちろんありますが、本質的にはここに尽きると考えています。

資産形成の意味

では資産形成とはどういう意味でしょうか?

住宅ローンを使って家を購入した場合、当然購入した時点でその家の所有者になるわけですが、仮に購入金額全額を住宅ローンで賄っていた場合、バランスシート上は【資産100:負債100】となります。(バランスシートの説明は割愛します) この時点でもある意味資産形成はできているものの、気持ち的には「がっつり借金しちゃったなぁ」という感じかと思います。

ところが、時間が経つにつれ(返済が進むにつれ)バランスシート上の数値が変化してきます。例えば、ローン残高が30%減った時には【資産100:(負債70+純資産30)】という状態になり、これは元本返済した分が自分の持ち分(純資産)になっていることを意味します。

つまり、最初にお金を借りて取得した資産が、時間の経過と共に「自分のもの」に近づいていくということです。さらにいうと、もし当初100で買った資産が110になった場合、自分の物件が元本返済分以上の価値になるわけで、これが多くの人が資産価値を気にする理由です。

逆にいえば、通常は最初にまとまったお金がないと資産は手に入れられないわけですが、住宅ローンを利用することで家という大きな買い物ができる道が開かれているため、これは一般個人が資産を手にすることができる唯一といっても良いチャンスではないかと思いませんか?

家にお金がかかるのは賃貸も同じ

どこかのタイミングで家を売却したいと思ったとしても、その時点での負債額(住宅ローン残高)を上回る金額であれば自分のお財布からお金を出す必要はありません。

ですので、もし返済が厳しくなってしまったら家を売れば良いんです。 そうすると家がなくなってしまうわけですが、家に住むために支払うべきもの(住宅ローンの返済/税金/家賃)が支払えなくなってしまった時に困るのは賃貸物件に住んでいた場合でも同じで、家賃が払えなくなったら出ていかざるを得ませんし、賃貸の場合は物件の資産価値は関係ないのでむしろリカバリーがしづらいかもしれませんね。

他にもよく、「家賃を払い続けるのはもったいないし、同レベルの賃貸物件に住むより支払う金額が低くて済むから」といった理由なんかも聞きますが、これらも住宅ローンというのが「多額のお金を長期間低金利で貸してくれる」商品だからこそ成り立つ話です。

住宅ローンはまさにミラクルな商品

ということで、かなりざっくりした説明にはなりましたが、住宅ローンは ❝使える人は基本使った方が良い、というか使わないともったいない❞ と私が考えている理由は伝わったでしょうか?

私も数年前に中古マンションを購入した際に住宅ローンを使っていますし、タイミングを見て家を買い換えようと思っています。その際には、(また組める保証はありませんが…)再度住宅ローンをフル活用する予定です。

前回に引き続き、今回も住宅ローンの基本的なお話をシェアさせていただきました。住宅ローン編の続きも上げるつもりですが、次回はかつての職場や業界のお話なんかを書こうかなと考え中です。

最後までお読みいただきありがとうございました!